「迷いは希望の裏返し」
「コロナのせいで売り上げが下がり続けている」
「何とか持ちこたえているけど、このままだと本当にまずい」
「対策を打ちたいけど忙しくて時間がない」
コロナ禍で会社を守る事はとても大変なことです。
もしかしたらこの記事を読んで下さっているあなたも、コロナの影響を受けて、会社の経営に苦しんでいるかもしれません。
そもそも、コロナの影響を受けなかった経営者は少ないはずです。
ごく一部、コロナによりオンラインショッピングや動画配信などのサービス需要は増えましたが、外食産業や宿泊業など多くの事業はコロナの深刻な影響を受けています。
次のようなデータがあります。
帝国データバンクのデータによると、新型コロナの影響で全国の倒産件数は2020年6月24日の時点で281件にも上る事が分かっています。
また、コロナ関連による業績不振で解雇や雇い止めにあった労働者は、厚生労働省の集計によると、同年6月19日の時点で2万6552人にも及びます。
日本だけでなく、世界的なコロナ不況が続く中、会社を守る事はとても大変な事です。毎日胃が痛くなる思いかもしれません。
会社を守る為に、次の一手を打たないといけない。対策を打たないと、益々経営が厳しくなっていくかもしれない。
今までと同じやり方では通用しないかもしれない(通用しなくなってきている)。
様々な思いや不安、そして迷いを持ちながら進んでいるかもしれません。
しかし…
心理学の世界では、迷いや悩みというのは「本当になりたい自分になれない」という無意識と意識の葛藤が起こると言われています。
~自分にはできると思うから、できない現状に悩み迷っているという事~
つまり、コロナによる経営ダメージを乗り越えられると思っているから悩むという事です。「迷いは希望の裏返し」なのです。
考えてみて下さい。あなたは「どうして自分は宇宙飛行士になれないんだ?」と悩んだ事がありすか? ほとんどの方はないと思います。
なぜなら、宇宙飛行士になりたいと思わないし、なれる訳がないと思うからです。
それと同じで、迷いや悩みというのは、このコロナ禍の危機的な状況も自分なら必ず乗り越えられると思っているから、悩み迷うのです。
経営の神様と言われた松下幸之助さんは、次のような言葉を残しています。
「今はまだ迷ったらいい。迷いに迷って、骨と皮になるというくらいに迷っていてもいいわけや。次々にサラサラとうまくいくと、苦労のしがいがないものや。だから、迷えば迷うほどに偉大なものが生まれる。」
現状を抜け出すヒントは、どこかにあると信じたいです。
同業者の成功事例や、異常種の成功事例を調べてみて下さい。その成功事例の中に、現状を突き抜けるヒントが眠っているかもしれません。
迷いは希望の裏返しです。
止まっていても、短期的に現状が大きく変わることはなさそうです。
今、やれることをやってみましょう。
その中で、アフターコロナの芽をつかむ幸運に恵まれるかもしれません。