7代先へ残す責任。消えゆく滝と森の危機

大分県・天ヶ瀬温泉の夜、ふと足を延ばした先にあったのは、江戸時代の文人たちをも虜にした名瀑「桜滝」でした 。その圧倒的な美しさに触れたとき、私の脳裏に浮かんだのは、私たちが後世に対して背負っている「ある責任」についてでした


日々の経営や組織運営に奔走していると、どうしても「今、ここ」の課題に目が向きがちです。
しかし、私たちが現在享受している素晴らしい環境や社会基盤は、すべて先人から受け継いだ「ギフト」に他なりません 。

もし、そのギフトを自分たちの代で枯渇させてしまっているとしたら、私たちは未来の子どもたちに顔向けができるでしょうか。


滝の美しさを支えるのは、豊かな森が生み出す水です。

しかし今、日本の森は、戦後の大量植林とその後の間伐放棄により、太陽の光が届かない「緑の砂漠」と化し、瀕死の状態にあります 。 この危機を脱するために必要なのは、目先の効率ではなく、長期的な視点での「手入れ」です。

  • 現状を直視する: 密集しすぎた高齢の木々が次世代の成長を阻んでいる事実を認める 。
  • 適切な介入を行う: 間伐を行い、森に光を取り戻すことで循環を再開させる 。
  • 7代先を見据える: 自分の子孫、さらにその先の世代まで景色を残すという意志を持つ 。

森を整えることは、水を守り、滝を守り、ひいては私たちの社会の持続可能性を守ることに繋がります。これは組織づくりも同じです。目先の利益だけでなく、次世代が育つ土壌(環境)を整えることで、100年先も輝き続ける企業文化や社会が形成されます 。

桜滝のせせらぎは、私たちが今なすべき「正しい投資」の重要性を教えてくれているようです 。


「森が消えれば水が消え、水が消えればこの美しい滝も消えてしまう」。
この言葉を、私たちは重く受け止める必要があります。未来のために今、私たちができることは何か。共に考えていきませんか。

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