御社の存在意義(パーパス)は、なんですか?
経営者の方から伺うのは、
「人が足らない、人がいたら、仕事はいくらでもとれるんだけど」
と、よく伺います。
つまり、お金よりも何よりも、人が大切。ということですよね。
そのあとに続くのが…
若い世代との、価値観ギャップに、悩んでおられる言葉
「今の若い人は、お金より、お休みだものね~。」
…たしかに、たしかに…
今の若い世代を、
IT批評家の尾原和啓氏は、
著書『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』で、
30代以下の世代を「乾けない世代」と表現しています。
「乾けない世代」が重要視する3つの要素
尾原氏は著書で、
アメリカ人心理学者マーティン・セリグマンが唱えた「幸せの5つの軸」をとりあげています。
その5つとは「達成」「快楽」「良好な人間関係」「意味合い」「没頭」です。
上の世代は、最初の2つ「達成」「快楽」を重視して働いてきた。
与えられた目標や、ないものを生み出すという達成感。
一生懸命仕事をした報酬で、高い生活水準を手に入れるという快楽。
つまり、社会的なステータスを手に入れることが幸福だったのです。
しかし「乾けない世代」は、あとのほうの3つ。
生まれたときにすべて満たされ、ないものがない社会で育ったので、
社会的な、「達成」や「快楽」に重きを置きません。
それよりも、精神的な要素が強い
「良好な人間関係」「意味合い」「没頭」
という3つの軸に幸せの価値を置いているといいます。
よって「乾けない世代」は、企業が掲げた目標を達成することや、豪華な暮らしよりは、
大切な人と過ごし、自分が価値を見出す仕事をしたり、
自分なりの、好きなことに没頭する生活のほうに、
価値を見出しているといいます。
重要視しているのは、自分が大切と思える、ヒト・コト・モノ、ということです。
好きなことをするのが目的で、仕事はお金を稼ぐ手段と、位置付ければ、
「お金より休み」となることは、理解できます。
そうしますと、
どうしたら、御社の仕事を、どれだけ「自分の大切」と、 感じてもらえるか?
という問題になりはしないでしょうか。
そこで、思い浮かぶワードは、「パーパス経営」(存在意義・目的)。
存在意義や社会意義に、に基づいて経営を行うことで、
ステークホルダーの認知や共感を促進するブランディング手法を指します。
御社の存在意義はなんですか?
同業他社ではなしえない、存在意義はなんでしょうか?
自分のことは自分が一番見えないものです。
そう問われても、なかなか、思いつきにくいものではないでしょうか?
現時点で会社が「ある」ということは、
なんらかの存在意義があるからこそ、「ある」わけです。
御社のパーパス、是非、明確にしてみてください。
それを、是非、自社の職員さんや、取引先に訴求してみられてはいかがでしょうか?
ちなみに、当事務所のパーパス、存在意義は、
「地元企業の発展を支え、社会に貢献すること」です。
「つくづく、ありきたりだなぁ」と、自分でも思いますが、
東京の大手事務所ではできないことであり、
地元企業と、目と目を合わせてきた私たちならではの
パーパス(存在意義)だと、思っています。
お問い合わせは下記のお問合せフォームから