日本人が忘れかけた「お互い様」の精神

成功するまで、誰も救えませんか?
富んでから分かち合うのか、富まずとも分かち合えるのか…

「まずは自分が成功せよ。そうすれば人を救える」
ある高額な学びの場で語られたこの言葉に、どうしても拭えない違和感を覚えました。

その場での教えは、「10本の水を買える経済力を身につければ、5本を人に分け与えられるから」という論理だったそうです。たしかに経済合理性としては正しいかもしれません。

しかし、心の在り方としてはどうでしょうか。

富を持たない限り、誰も救うことはできないのでしょうか。

「成功して余力ができるまで、誰も救えない」
もしそうだとすれば、あまりに寂しい世界ではないでしょうか。

マザー・テレサが説いた「痛み」の分かち合い

「痛むほどに与えなさい(Give until it hurts) 」…と

本当の分かち合いとは、決して「余ったからあげる」という一方的な施しではありません。

今あるものを「痛みごと」分かち合う心の在り方。
自分も痛みを感じながら、相手と同じ目線に立って分かち合う「愛」そのものです。

そしてそれは、私たちが本来大切にしてきた日本人の心、
「おかげさま」や「お互い様」の精神だと思うのです。

喉が渇いた友と、たった一本の水を笑って分け合える。そんな「お互い様」の精神です。

私たちは今、効率や論理ばかりが優先される時代を生きています。
「まずは自分が富むのが先」という教えに感じた違和感は、私たちが忘れかけている「心の豊かさ」を取り戻すための警鐘だったのかもしれません。


今の在り方に、ふと立ち止まりたくなった時は

「成功しなければ」という焦りから少し離れて、心を整えてみませんか。
弊所では、お一人おひとりのペースに合わせたサポートを行っております。

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