あなたの企業は、何で、働く人に選ばれますか?
春季労使交渉・製造業8割が満額回答、中小企業への波及
あなたの企業は、何で、働く人に選ばれますか? お金?それとも、それ以外?
2023年の春季労使交渉は15日に集中回答日を迎え、
製造業の主要企業の組合の要求に対し、満額回答は全体の86%に達したとのこと。
この流れは、必ず、中小企業にも波及してくると思います。
稼ぐ力のない中小企業にとって、最低賃金上昇の圧力もあり、どれだけ人件費を上げていけるか?
人件費を上げられないならば、それを代替する、何か、他の魅力が必要ということになります。
「人手不足倒産」という言葉が、ヒタヒタと、背中を押してきます。
お金か、それ以外か、とにかく、御社の魅力を、感じてもらえるように、働く人に選ばれなければならない時代になったと感じました。
私も、経営者の端くれとして思うのは、今からの経営って本当に大変。
当事務所では、社会保険手続き・給料計算などのサポートなどをおこないつつ、働く人が定着するご支援をおこなっています。
ニュースに出てくるワード解説
蛇足ですが、ニュースに出てくるワードの簡単な解説です。
賃上げとは
会社によっては基本給を本給や職能給、年齢給などの名称で構成している場合に、これらが賃上げの対象になります。家族手当や通勤手当が上がっても、「賃上げ」とは、いいません。
ベアと定昇とは
賃上げの方法には「ベースアップ(ベア)」と「定期昇給(定昇)」の2通りあります。
- ベアはイ賃金水準を引き上げるものです。具体的には賃金表がある会社では、一定金額を上乗せして賃金表を書き換え、新しい賃金表に基づき支給することです。
- 「定昇」は、決められた時期に基本給を引き上げるものです。
ベアは、人件費総額が増えて企業負担が重くなります。経営環境が不透明な時代ですので、経営者側はベアに対しては、慎重にならざるを得ません。
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