従業員さんトラブルは、早め早めにご相談ください。
最近、顧問先からのご相談で、従業員をめぐるトラブルについて、
感じるところがありますので記してみます。
トラブルのご相談が…
感情的になって、二進も三進も(にっちもさっちも)いかなくなってから、
連絡を頂戴します。
思いますのが、
「もう少し小さなうちに相談してほしかった」
です。
少子化で人が不足しているので、
経営者側が、立場の弱いことが多くて、
適切な指導を与えられていないということに、大きな要因があります。
適切な注意を怠る結果、従業員がモンスター社員となり、
会社に騒動を巻き起こします。
「ミクロマネージメント」は、過剰に指示を与えすぎることをいいますが、
対義語として、「マクロマネジメント」という言葉があります。
「マクロマネジメント」は、放任主義です。
部下を育成するには、適度に援助の手を延べたり、
目標の共有や、適切な指導が行われるべきです。
モンスターとなり、騒動を巻き起こす従業員がもちろん悪い。
でも、経営者の側にも不備があったと思います。
何かの縁あって、従業員として採用したのですから、
部下一人ひとりに目を配り、
彼らが正しい方向に成長しているかを、常に確認することが重要です。
部下との信頼関係を築くためには、彼らの成長を放置せず、
適切な頻度で関わることが求められます。
松下幸之助さんのように、
「うちの会社は人をつくっています。ついでに電気も作っています」
といえたら、最高ですね。