定額減税で給与計算はこう変わる!
先日、フィッシング詐欺に引っ掛かりそうになりました
内閣府からを装ったメールで、
タイトルが、「【重要】電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金のご案内」
令和4年に実際にあった給付金で、
素直に「そうなんだー」と、思いかけました(笑)
ポチっとすると、名前とか、カード情報とかを抜かれるみたい…
…くわばらくわばら…
定額減税について質問されましたので、簡単に解説します。
物価高対策として1人あたり4万円の定額減税を実施するための所得税法と地方税法の改正案が3月2日の衆院本会議で可決され、衆院を通過しました。政府は6月から1人につき所得税3万円、住民税1万円の減税を行います。
令和6年6月1日からの給与支払い事務から行うことになります。
■月次減税額
「給与等の源泉徴収事務に係る令和6年分所得税の定額減税のしかた」(国税庁)より
月次減税額の計算は、
「同一生計配偶者と扶養親族の数」に応じて、「本⼈ 30,000円」と
「同一生計配偶者と扶養親族1⼈につき 30,000円」との合計額となります。
たとえば、 「同一生計配偶者」…有、 「扶養親族」…2名 の場合
→「同一生計配偶者と扶養親族の数」は 3名 となるので、
30,000円(本⼈分) + 30,000円 × 3名(同一生計配偶者と扶養親族の分) = 120,000円(月次減税額)
となります。…
■毎月のお給料の所得税から、120,000円になるまで、所得税を差し引かない。
「給与等の源泉徴収事務に係る令和6年分所得税の定額減税のしかた」(国税庁)より
これは、給料計算がかなり、面倒くさいことになりそうですね。
この減税で、喜ぶ人がいるのか、はなはだ疑問…
「給料計算めんどくさいから、うちに仕事を頼みます」
と言われたら
もしかして、私が喜ぶかも(笑)
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