御社が抱えている課題はなんですか?
今、御社でお困りのことは、何ですか?
その真の原因は、どこにありますか?
今、御社で最もお悩みのことは、何ですか?
- 集客?
- 協調性の低い職員対応?
- 資金?
- 商品開発?
- DX化?
企業の課題は、終わることがありません。
でも、御社が抱えるその課題、本当に、表面的な問題だけなのでしょうか?
もしかしたら、原因は、別のところにあるかもしれません。
私は、人事・労務の専門家なので、「人事・労務」の課題を一例として、上げさせていただきます。
例えば、
保育園の栄養士Aさん、「温度管理点検表及び検収記録」や「衛生管理点検表」など、毎日の記録の業務を怠っています。 指導監査の対象になるので、園長先生は、ヤキモキして、何度も尋ねます。
園長先生「記録がたまっているけど、大丈夫なの?」
Aさん 「大丈夫です。ちゃんとやります。」
園長先生「そう?お願いね。」
Aさんは、監査の直前に、仕事を積み残したまま、辞表をだして退職してしまいました。
そして、園長先生は、言います。
「今の若い人は責任感がないんだから」
園長のご意見は、ごもっともです。
「能力不足の問題社員」であることは、否めません。
しかし、企業には、「社員教育」の義務が課せられています。
「責任感の欠如」、それだけで、終わらせて良かったのでしょうか?
まずは、問題を「見える化」してみてはどうでしょうか?
今回の事例でいうと、Aさんは、
- 記録の書き方が、わからなかった
- 記録をする時間がなかった
- 同僚とのコミュニケーションが悪く、記載できなかった
- 業務を抱えすぎていた
などの原因が考えられます。
「問題を見える化」したうえで、トコトン、話し合いましょう。
その上で、再発防止策など、考えて、記録していきましょう。
- たとえば、記録を書く時間を30分設けて、園長先生が指導する
- 明日のやるべきことを自身で整理して、箇条書きにして、1日のスケジュールを立てる
などが考えられます。
問題が小さいうちに、問題の芽を摘むことが大切です。
問題が大きくなってからでは、経営者も従業員さんも大変な思いをすることになります。
就業規則の、懲戒規程なども、必要があれば、活用していきましょう。
御社のお困りごとはなんですか?
そのお困りごとの、真の原因は、どこにありますか?
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