面談で指摘をやめたら、社員が変わった

私は、職員一人ひとりとの個別面談を大切にしています。

かつては、面談の場で「ここを直してほしい」「こうしてほしい」と、
改善点を伝えることが経営者の役割だと思っていました。

しかし、学びを重ねる中で、その考えは大きく変わりました。

今では面談の場で、改善点ではなく、感謝の言葉を伝えることに徹しています。
その時の職員の表情が、すべてを物語っていたように思います。


「うちの評価制度はあるが、面談がただの指摘の場になっている」

そう感じている経営者様は、決して少なくありません。

長年多くの企業と向き合う中で、離職率の高い職場ほど「できていないこと」への指摘が多く、定着率の高い職場ほど「できていること」への承認が多いという、はっきりとした傾向を見てきました。

幕末の教育者・吉田松陰は、こう言っています。

「人を愛することは、人を成長させることなり。
その人のためにならぬことを言うは、その人を愛さぬなり」

指摘することが愛ではなく、その人の存在を信じ、感謝することこそが、本当の愛なのだと、この言葉に改めて気づかされました。


先日訪れた大阪の適塾でも、緒方洪庵のもとに集った1000名以上の門下生が、指摘ではなく信頼によって育っていった歴史に触れ、同じ思いを強くしました。

制度と在り方、その両輪が揃って初めて、職員は安心して力を発揮できるようになります。


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