好かれる経営者と、信頼される経営者

私は昔から「パワーがある」と言われることが多くありました。

物事を素早く進め、人にも好かれやすい。
ただ、その分、落としてきたものがあることに、長年気づかずにいました。

繊細さ。
相手の心を丁寧に読むこと。
つい手間を省いてしまう。
話を先に進めてしまう。
相手が本当に理解しているかを確認しないまま進めてしまう。

そうした課題と、これまで向き合い続けてきました。


ユダヤ系の哲学者マルティン・ブーバーは、こう言っています。

「相手を主体として認識し、真摯に向き合う時にだけ、本当の関係が生まれる」

彼が示した「I-Thou(我と汝)」という概念は、相手を判断の対象ではなく、一個の主体として向き合うことの大切さを教えてくれます。


この姿勢は、経営の現場でも同じように試されます。

企業と向き合う中で感じるのは、業績の良い会社ほど、経営者や上司が部下を「評価する対象」ではなく「一人の人間」として見ている、ということです。

逆に、離職率の高い職場では、面談が指示・確認・評価の場になり、相手を「汝」ではなく「対象」として扱ってしまっていることが少なくありません。

制度としての評価シートや面談マニュアルを整えることも大切ですが、その根底にあるべきは、相手を主体として認識する姿勢そのものだと、改めて感じています。


目の前の相手を、本当の「汝」として向き合えているか。
評価制度はあっても、面談が形式的になってしまっている…

そんな課題を感じている経営者様は、決して少なくありません。
面談・評価制度の設計や、社員との対話の質を高める仕組みづくりについて、相談を承っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。


目次